『ノコギリ木工』との出会いと、同好会設立までの経緯

わたくし管理人とりいが杉田豊久氏の『ノコギリ木工』に出会ったのは、およそ3年くらい前です。

 

当時私は某ホームセンターに勤務していて、接客スキル向上のために「DIYアドバイザー」の資格取得を目指していました。

 

丸ノコ・ジグソー・トリマーなどの電動工具はもちろん、中学の授業以来ほとんど持ったこともなかったのこぎり・のみ・かんななど各種手工具を恐る恐る手に取って、必死に練習していました。

 

そんな練習の中で痛感したのは「手工具はやはり難しい!」ということでした。

 

のこぎり・のみ・かんなによる三枚組接ぎ、相欠接ぎ、蟻接ぎ、、、。

 

見た目の美しさや精度はひとまず度外視し、とにかく試験の制限時間10分の中で工程の最後までたどり着く事だけを目標に、たくさんの端材を切っては掘り、組んでは捨ててを延々と繰り返しました。

 

そうこうしてるうちに、私の中にある種の思いがふつふつと沸いてきました。

 

『もっともっと時間をかけて、丁寧に、きれいな木工がやりたい』

 

杉田先生の『ノコギリ木工』を私が知ったのは、ちょうどその頃です。

 

インターナショナルMIRAIコーポレーションHPより抜粋)

私はずっと電動工具で様々な作品づくりをしてきました。日本のみならず世界の殆どの木工ファンも電動工具で木工を楽しんでいると思います。しかし、騒音や飛び散る削り屑の問題で、電動工具が使えない環境にいらっしゃる方々も多いはずです。
そうした方々にも木工を始めてほしいと考え、手工具を使った新しい技法として「ノコギリ木工」を考えました。この新技法で欠かすことのできないものが、マグネットシートです。ノコ刃をここに付けるだけで、材を直線切りしたり直角に(真下に)切り落とすことが簡単にできるようになるからです。このマグネットシートのアイデアは、ある木工クラブのメンバーの1人が考えたアイデアです。私はこの方法なら、初心者が木工を始めやすくなるはずだと考えました。やってみると様々な継ぎ手の加工ができることが分かりました。こうしてノコギリによる様々な加工方法を体系化したのがノコギリ木工です。

 

ノコギリ木工 Part1/3

私の眼は、釘付けになりました。

 

無事DIYアドバイザー資格を取得したと同時に、早速杉田先生の著作を取り寄せ、その著作だけを頼りに、ホームセンターのセルフ工房の片隅で、独り黙々と「ノコギリ木工」に取り組み始めました。

 

その練習は、本当に楽しいものでした。

 

生来ほんとうに不器用で、子供のころの図画工作は常にお情けの2。

 

そんな私でも、この本の言うとおりにちゃんと道具を揃え、まずはジグを作り、下準備をきっちり行うことで、「…これが、俺の作品!?」と自分でも驚くことができるような作品が作れるようになっていきました。

 

 

1年ぐらいは完全に独学で、わたし一人黙々と練習していたのですが、その中で浮かんだいくつかの疑問、はたしてこれは本当にこれで良いのだろうか、なにか誤解や曲解があるのではないか、、との思いを解消する為、2年目ぐらいから時折東京まで道具箱を抱えて足を運び、DIY協会主催の杉田先生の講座を受講したり、先生の工房で行われる『ノコギリ木工道場』に入門したりしました。

 

先生のご指導は適格かつ親切丁寧で、私の弱点や変な癖を即座に見抜き、優しく矯正して下さるものでした。

 

こんなに素晴らしい『ノコギリ木工』と杉田先生のご指導、私一人で受けるのはもったいない!

 

私一人が東京に赴くより、地元で『ノコギリ木工』ファンをもっと増やし、その仲間たちみんなで先生を地元にお呼びし、一緒に受講するほうが効率的だし、楽しいに決まっている!!

 

そう思って立ち上げたのが、『杉田式ノコギリ木工同好会 関西』なのです。