DIYアドバイザー資格試験のこと

資格をとってもうまる4年になります。

 

聞くところによるとこの資格、大阪とその近隣府県だけでも千人は取得済みだとか。

他の立派な国家資格とは違い、それを持っているだけでなにかいいことある訳じゃないけど。

 

例えば相欠きやアリ接ぎの楽しさと難しさを知り、最初は無理難題と感じつつ、それでも頑張って練習していくといつの間にか制限時間10分の中で出来るようになった、という成功体験をもち。

 

そしてそういう自身のスキルを『アドバイザー』として人に役立ててもらおうという気概を持つ、同志たち。

 

私は、『ノコギリ木工』を、まずはそんな「DIYアドバイザー」の皆さんにこそ薦めたいと、心から思っています。

 

 

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そういう民間資格の存在を知り、webで詳細を調べ始めたのが確か3月ごろで、すぐに教材を取り寄せて勉強スタート。

一次筆記が8月、二次実技と面接が11月。

 

そして12月、無事合格通知が届きました。

 

振り返れば、時間的にも精神的にも割と余裕のある感じでした。

でもこれは結果的には作戦勝ちだったなぁと思われます。

 

過去の受験数と合格率を見ると、一次突破が4割弱、二次合格は更にその6割、つまり資格取得者は全受験生の2割程度とのこと。

 

でも3月の段階で、僕にとってこれは恐らく二次の実技こそが難関になる、と踏みました。だってこちとら木工入門まもないシロート、カンナもノミもノコギリすらロクに触ったこともなし、電動ドリルくらいは安物が家にあるけど、ジグソーもトリマーも何それ?って感じだし、丸ノコなんて恐ろしくて触ろうという気もしない。そんな人間が、8月筆記のあと11月の実技までのたかが3カ月やそこらで、それらに習熟出来るはずがない。

 

というか、例えば実技過去問だけに的を絞って一夜漬け的に集中トレーニングすれば、ひょっとしたらギリギリ課題クリアくらいにはなるのかもしれない。実際そのくらいでこの資格を得た人の「成功談」もあちこちで見かける。

 

でも、それでいいの?
なんのために受験する?
資格を取る為?

 

ちがうだろ?

 

「アドバイザー」になるんだろ?

そんな付け焼き刃しか道具箱に入れないで、それで自信持ってアドバイザーでございって、お客様と対面できる??

 

、、、いや、無理だ。
僕にはできない。

 

よし、先に実技だ。

 

教材をざっと見る限り、筆記の準備は試験前一ヶ月もあれば大丈夫そう。第一、触ったことも見たこともない道具について文章と写真だけでやれ選び方だの安全な使い方だのああだこうだ説明されたって、頭には入ってこない。

 

何はともあれ、道具に触ろう。
全てはそこからだ。

 

、、、、これが、作戦その一。

 

そして作戦その二。
それは、「投資」を怠らないこと。

 

前述の「教材」について、僕はDIY協会発行の通信講座を選びました。

周りに信頼の置ける指南役がいない以上、基本独学でいくしかない。そのためには、自分の学習のペースメーカーとなり、かつ誤解や曲解の余地のないほど詳細な解説資料が必要となる。そのためには、多少値が張ってもよい教材を準備する必要がある。

 

そして道具一式。

セルフ工房には、無料で使えるひと通りの工具はある。特に電ドラや丸ノコなどはそれを使わせてもらうとして、問題はノミ、カンナ、そしてノコギリなどの手工具。

それらも工房にあるにはあるが、所詮共用無料サービス用、手入れも充分とはいえなさそうだし、第一誰か他のお客様が使っていれば、空くのを待つしかなくなる。

直感的に、それら手工具はとにかく触ってなんぼ数こなしてなんぼのはずだと思えたし、待ち時間にイライラしたり切れないノコギリにオロオロしたりは、致命的な時間ロスになるはず。
よし、買おう。これも投資だ。
どうせ一生続けていくつもりの事なんだし。

 

作戦その一・とにかく実技訓練優先。
作戦その二・そのための投資。

 

このふたつで、僕は無事DIYアドバイザー資格を得ました。

 

まぁ所詮は一年足らずの駆け足で得た資格に過ぎません。

全ては、これから。

今後歩んでいくべき道、その方向性と、その先無限に広がる遥かな地平の存在を、おぼろげに見晴るかす事が出来る場所に立ったに過ぎません。

 

実技課題では、とにかく制限時間内に正しい手順で滞りなく作業できるかのみを問われました。出来上がったのもの完成度や美しさ、正確さは採点基準ではなかった。

 

よし、それだ。

「より正確に、丁寧に、美しく」制作していくこと。
それをこれからの課題にしよう。

 

 

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